2012年1月2日月曜日

米国生活立ち上げ(NJ州での運転免許取得)

生活立ち上げ時に最後の難関となるのが運転免許の取得でしょうか。幸い、NJ州では運転免許取得に実技試験は無く、日本の運転免許/国際運転免許を持っていれば筆記試験だけで取得可能です。しかし、その条件はそれなりに面倒なので要注意です。まず、6 point ID Verificationと呼ばれるものを用意する必要があります。私が用意したものは、、
・パスポート+I-94
・ソーシャルセキュリティカード
・UnionbankのATMカード
・家のリース契約書
・電気/ガスの明細
これを持って、近くのMVCに行きました。行ったのは、ココです。

土曜日は相当混むと予想して7時半からMVCで並びました。それなりに人がいっぱい並んでいます。開いた瞬間に怖いおじさんが中から出てきて、要件を一人ずつ聞いて順々にどこに行けばいいかを指示していきます。
「新規で免許取得・・・」みたいな事を言うと、
「Japanese?」と聞かれ、そうです・・・みたいな事を言うと紙を渡され中に通されました。
しかし、この紙何を書けば良いのかイマイチ分からない。適当に書いて持っていくと、おばさんにつるし上げをくらいました。まず、「Did you registered?」みたいな事を聞かれたのですが、何の意味か分からない。。。「No」と言ったらおばさんのテンションはヒートアップ。
「何言ってるのよ。あなたのSSNには既に自動車登録がされてあるのよ」
ここでRegisterが自動車登録である事に気づいた。車買った際の手続きは業者任せだったので何の事やらさっぱりだったけど。
「ああ、そういう事ね。確かに車は買ったよ。」みたいな事を言ったら
おばさんは、
「何言ってんだか、こいつは・・」みたいにぶつぶつ言いながら私の紙に何やら番号を書き足す。
どうやら車の車体番号等を記載していたみたい。

その後、6 point verificationのチェックで今度は
「何、これ?コピーはダメよ」と家のリース契約書に咬みついてきた。確かにうちのアパートは契約書のコピーしかくれずに原本は渡されなかった。。。もうダメかなと思ったが、電気/ガスの明細も念の為に持ってきたんでそれを出してみると、、
「これがあるんだったら、先に出しなさいよ・・・」と言われつつ、何とかパス。

因みに、電気/ガスの明細は何故か記載されてる名前が間違っているのでこれは使えないだろうと考えていましたが、完全にスルーされました。こちらの人は日本人の名字に慣れていない為、多少間違っていても、すり抜けられます。

よーーく見ていると、現地の方々は住所証明情報として
・銀行かクレジットカードの明細
もしくは
・公共料金の明細

を出している。30分以上ガン見してたけど、リース契約書みたいなのを出している人は皆無でした。そんな訳でおばさんもリース契約書を出すと警戒してガンガンチェックしてくるのかなーー。


その後、別の窓口に並び写真を撮ったり/お金を払ったりして、ようやく試験コーナーに辿り着きました。これがものすごい人で、結構待った後にようやく試験コーナーに入場。そこでは陽気な兄ちゃんが、
「日本人かい?」と聞いてきたんで「そうです」というと、
「あそこのPCを使いな!」とパソコンを指定。
そこに座って試験開始。。

30秒後・・・

「む、、難しい、、、これは落ちる。。。」

という訳で簡単に落ちてしまいました。
因みに、選択問題が延々続き、50問用意されてるうちの40問正解した時点で合格/10問不正解となった時点で不合格となります。常識レベルでも結構あたる問題もあるんですが、私は完全になめてかかっていたので、ニューヨーク便利帳に書いてあるしょぼい問題のみ読み込んでいっただけ。

受かる訳がないのです。

あんまり覚えていませんが、30問ちょっと正解したところであえなく敗退となってしまいました。

「落ちた・・・」と受付のお兄ちゃんに言うと「そんな事は分かってる、また来週来たら」
と言われました。印刷済の運転マニュアルみたいなのって無いのかな?と思い聞いたみたら、そんなもんない。と言われてWEBで調べれば?と言われた。しかし、お兄ちゃんはアドバイスとして「次に来るときはこのGDLという箇所を徹底的に勉強してくるんだな。ここからの出題が多いんだ」

GDL・・・Graduated Driver Licenseの事。

という訳ですごすごでその場は家に引き返す。しかしよく考えると、自動車免許取りにセンターまで自動車で来るというのは何とも虚しい・・・


という訳でその後一週間やった事と言えば、、、

・NJ州のドライバーズマニュアルを印刷して、ひたすら読み込む
http://www.state.nj.us/mvc/manuals/chap_01_quiz.html
の問題を解く。これは簡単。
http://www.safetyfirstdriving.com/exam/
の問題を解く。これは難しい。と言うか、内容がかなり古く本当にこれ正解なのか?という問題が散見される。(よーーく見るとこのHPはブログの記載時点では削除されていた)


一週間後の土曜日、また7時半から並びました。最初の受付は不要な為、入ってすぐに試験コーナーまで到達。すると陽気な兄ちゃんとおばさんが試験コーナーにおり、おばさんはいきなり
「じゃあ、最初に視力検査よ」と言った。先週はしなくてよかったのだが。。

機械を覗き込んで、おばさんの指示に従い、見えたアルファベットを答えていく。。
ここで、「あなた目が何かおかしいの?」と言われた。

私は右目が弱視なので、視力矯正が出来ないのである。左目は幸い1.2を維持しているので生活に困る事は無いのだが、右目だけだと絶対に見えない。これはピンチっ!

「いやーー実は右目がすごく悪くて・・・」と困った顔をすると、、

「とりあえず、もう一回やってみて!」

と言われたので
適当にアルファベットをつらつら言った(本当に適当)・・・

「ううーーーん。まあ合格で良いわ!」

ええっ?!!

助かった。。

その次は試験である。これは勉強の甲斐あってさらっと合格した。(と言っても5問位間違えたのだが。。。)

後は日本の運転免許/国際免許+その翻訳(大使館で取得したもの)等を見せた後、また別の窓口に並び、15分ほど待ったところで免許証完成!

やった!


まとめ>>
・NJ州の運転免許の筆記はかなり難しい。なめてると必ず落ちる。
・良い試験問題がWEB上に見当たらないので、自信が無い場合は1回目の試験で50問どんな問題が出るのか暗記する位の勢いで望んだ方が良い。
・どんないちゃもんをつけてくるか読めないので、住所証明等は色々持って行った方が良い。
・土曜日行く場合は早く並ばないと、ものすごく待たされる。
・NorthBergenのMVCは日本人の間では感じ悪いというので有名。わざわざ別の所に行く人もいるらしいです。