2012年5月28日月曜日

米国生活立ち上げ(その他)

米国生活の立ち上げ時にあれっと思った事を記載します。

1.想定外の費用
まず、家の契約の際に取られるセキュリティ・デポジットというやつ。金額は500ドルと記載されてましたが、家の契約の前に「審査した結果、500ドル以上になる場合がある」と言われました。実際契約の際に通知された値段はなんと4500ドル!ここでも結局クレジットヒストリーが無い事がネックとなります。周りに聞いても大体そんなもの・・・らしいのでしぶしぶ承諾。
また、前回も記載しましたが、車の保険も年間2500ドル程度取られる為、かなりの出費となります。そんなにかかるとは思っていなかったので、わざわざ日本から海外送金を再度しました。
人にもよりますが、車を買う事が前提の場合、上記費用とかも合わせると、3万ドル位最初に必要かも。。

2.ネットを利用した支払について
ここ米国では請求書の支払いは小切手を郵送するのが一般的との事。しかし、最初に米国の郵送の脆弱性を認識した私は、小切手郵送では無く、インターネットを使った支払に挑戦しました。
Unionbankのネットバンキングには、
・残高照会/入出金明細照会
・TRANSFER(振込の事)
・BILL PAY(支払)
があり、BILL PAYが請求書支払にあたります。

とりあえず入力するのは、
・請求者名(会社名)
・住所
・金額
・支払日
・支払人番号(j自分のお客様番号みたいなもの)
等です。このサービスはUnionbankが小切手の郵送を代理でやってくれるだけのサービスと当初思いました。しかし、確定させる直前で電子的に郵送される・・・みたいな文言がある事に気づきます。一体なんなのだろう・・・。とりあえず確定させた後で色々と見てみましたが、
まず、「住所」が入力したものとは全く異なっている事に気づきました。
どうも、入力された「請求者名(会社名)」だけを見て、対象の会社へと裏で送金をするらしいのである。何らかのチェック機構があるのか全然不明であるが、支払人番号が間違っていたりすれば終わりとなりそうだ。。

ものすごーーーく不安になったので、実際に支払った先の会社に問い合わせをしてみた(もちろんメールで)
すると、「まだ入金は確認出来ていないが、通常数日かかる為、しばし待て」とすぐ回答が来た。
数日後、「入金が確認出来ました」と連絡が来た。

ほっ。。。

という訳で私個人ではBillの支払いはすべてネットバンキング/自動引き落としでやっていて、一回も小切手使った事が無いです。と言っても今も定期的に支払が必要なのは、TimeWarner/KDDI mobile/PSE&G(電気・ガス)/水道/クレジットカード代 だけですが。



米国生活(NJ州での車の運転)

車の運転に関して米国で思う事(NJ)。。

・軽自動車が無い
・自転車、歩行者がほとんどいない
・昼間でも基本ライトをつける
・車をロックする際に何故かクラクションが鳴る
・ウィンカーが赤い車が多い
・日本車が妙に多い
・基本は前向き駐車である
・夜道が異常に暗い。高速道路でも(日本と比較すると)真っ暗である
・左折信号(日本だと右折信号)が先に出る。日本だと青の最後に右折信号が出るが。
・クラクションを鳴らす人が多い
・青(緑)→黄→赤と信号が変わる際に、黄信号のタイミングが日本よりも若干長い
・加速レーンが短く(と言うか、無いに等しいところも多い)、合流時にかなり神経を使う箇所が多い
・道の舗装状態が悪い。日本は綺麗だったんだと実感する
・標識や信号が場所によってぼろぼろである
・NJでは赤信号でも右折は可能だが、「No Turn On Red」と記載されている場所は赤信号だと右折出来ない。が、 場所によっては「No Turn on Red」の標識がものすごく分かりにくい箇所に配置されている。
・ドアミラーをたたむ文化が無い
・ハザードランプはほぼ使わない

まあ地域によって差はあると思いますが。

2012年1月2日月曜日

米国生活立ち上げ(NJ州での運転免許取得)

生活立ち上げ時に最後の難関となるのが運転免許の取得でしょうか。幸い、NJ州では運転免許取得に実技試験は無く、日本の運転免許/国際運転免許を持っていれば筆記試験だけで取得可能です。しかし、その条件はそれなりに面倒なので要注意です。まず、6 point ID Verificationと呼ばれるものを用意する必要があります。私が用意したものは、、
・パスポート+I-94
・ソーシャルセキュリティカード
・UnionbankのATMカード
・家のリース契約書
・電気/ガスの明細
これを持って、近くのMVCに行きました。行ったのは、ココです。

土曜日は相当混むと予想して7時半からMVCで並びました。それなりに人がいっぱい並んでいます。開いた瞬間に怖いおじさんが中から出てきて、要件を一人ずつ聞いて順々にどこに行けばいいかを指示していきます。
「新規で免許取得・・・」みたいな事を言うと、
「Japanese?」と聞かれ、そうです・・・みたいな事を言うと紙を渡され中に通されました。
しかし、この紙何を書けば良いのかイマイチ分からない。適当に書いて持っていくと、おばさんにつるし上げをくらいました。まず、「Did you registered?」みたいな事を聞かれたのですが、何の意味か分からない。。。「No」と言ったらおばさんのテンションはヒートアップ。
「何言ってるのよ。あなたのSSNには既に自動車登録がされてあるのよ」
ここでRegisterが自動車登録である事に気づいた。車買った際の手続きは業者任せだったので何の事やらさっぱりだったけど。
「ああ、そういう事ね。確かに車は買ったよ。」みたいな事を言ったら
おばさんは、
「何言ってんだか、こいつは・・」みたいにぶつぶつ言いながら私の紙に何やら番号を書き足す。
どうやら車の車体番号等を記載していたみたい。

その後、6 point verificationのチェックで今度は
「何、これ?コピーはダメよ」と家のリース契約書に咬みついてきた。確かにうちのアパートは契約書のコピーしかくれずに原本は渡されなかった。。。もうダメかなと思ったが、電気/ガスの明細も念の為に持ってきたんでそれを出してみると、、
「これがあるんだったら、先に出しなさいよ・・・」と言われつつ、何とかパス。

因みに、電気/ガスの明細は何故か記載されてる名前が間違っているのでこれは使えないだろうと考えていましたが、完全にスルーされました。こちらの人は日本人の名字に慣れていない為、多少間違っていても、すり抜けられます。

よーーく見ていると、現地の方々は住所証明情報として
・銀行かクレジットカードの明細
もしくは
・公共料金の明細

を出している。30分以上ガン見してたけど、リース契約書みたいなのを出している人は皆無でした。そんな訳でおばさんもリース契約書を出すと警戒してガンガンチェックしてくるのかなーー。


その後、別の窓口に並び写真を撮ったり/お金を払ったりして、ようやく試験コーナーに辿り着きました。これがものすごい人で、結構待った後にようやく試験コーナーに入場。そこでは陽気な兄ちゃんが、
「日本人かい?」と聞いてきたんで「そうです」というと、
「あそこのPCを使いな!」とパソコンを指定。
そこに座って試験開始。。

30秒後・・・

「む、、難しい、、、これは落ちる。。。」

という訳で簡単に落ちてしまいました。
因みに、選択問題が延々続き、50問用意されてるうちの40問正解した時点で合格/10問不正解となった時点で不合格となります。常識レベルでも結構あたる問題もあるんですが、私は完全になめてかかっていたので、ニューヨーク便利帳に書いてあるしょぼい問題のみ読み込んでいっただけ。

受かる訳がないのです。

あんまり覚えていませんが、30問ちょっと正解したところであえなく敗退となってしまいました。

「落ちた・・・」と受付のお兄ちゃんに言うと「そんな事は分かってる、また来週来たら」
と言われました。印刷済の運転マニュアルみたいなのって無いのかな?と思い聞いたみたら、そんなもんない。と言われてWEBで調べれば?と言われた。しかし、お兄ちゃんはアドバイスとして「次に来るときはこのGDLという箇所を徹底的に勉強してくるんだな。ここからの出題が多いんだ」

GDL・・・Graduated Driver Licenseの事。

という訳ですごすごでその場は家に引き返す。しかしよく考えると、自動車免許取りにセンターまで自動車で来るというのは何とも虚しい・・・


という訳でその後一週間やった事と言えば、、、

・NJ州のドライバーズマニュアルを印刷して、ひたすら読み込む
http://www.state.nj.us/mvc/manuals/chap_01_quiz.html
の問題を解く。これは簡単。
http://www.safetyfirstdriving.com/exam/
の問題を解く。これは難しい。と言うか、内容がかなり古く本当にこれ正解なのか?という問題が散見される。(よーーく見るとこのHPはブログの記載時点では削除されていた)


一週間後の土曜日、また7時半から並びました。最初の受付は不要な為、入ってすぐに試験コーナーまで到達。すると陽気な兄ちゃんとおばさんが試験コーナーにおり、おばさんはいきなり
「じゃあ、最初に視力検査よ」と言った。先週はしなくてよかったのだが。。

機械を覗き込んで、おばさんの指示に従い、見えたアルファベットを答えていく。。
ここで、「あなた目が何かおかしいの?」と言われた。

私は右目が弱視なので、視力矯正が出来ないのである。左目は幸い1.2を維持しているので生活に困る事は無いのだが、右目だけだと絶対に見えない。これはピンチっ!

「いやーー実は右目がすごく悪くて・・・」と困った顔をすると、、

「とりあえず、もう一回やってみて!」

と言われたので
適当にアルファベットをつらつら言った(本当に適当)・・・

「ううーーーん。まあ合格で良いわ!」

ええっ?!!

助かった。。

その次は試験である。これは勉強の甲斐あってさらっと合格した。(と言っても5問位間違えたのだが。。。)

後は日本の運転免許/国際免許+その翻訳(大使館で取得したもの)等を見せた後、また別の窓口に並び、15分ほど待ったところで免許証完成!

やった!


まとめ>>
・NJ州の運転免許の筆記はかなり難しい。なめてると必ず落ちる。
・良い試験問題がWEB上に見当たらないので、自信が無い場合は1回目の試験で50問どんな問題が出るのか暗記する位の勢いで望んだ方が良い。
・どんないちゃもんをつけてくるか読めないので、住所証明等は色々持って行った方が良い。
・土曜日行く場合は早く並ばないと、ものすごく待たされる。
・NorthBergenのMVCは日本人の間では感じ悪いというので有名。わざわざ別の所に行く人もいるらしいです。

米国生活立ち上げ(銀行口座とクレジットカード)

前にも記載しましたが、銀行口座はunionbankで事前に作成しました。うちの会社が東京三菱UFJ銀行と提携している関係で、ATMからの出金は常に無料です。しかし、UnionbankはNY/NJ州に支店がありません。一番困るのは小切手等を受け取った場合です。普通は支店に行けばすぐに入金されますが、カリフォルニア州まで郵送で小切手を送る必要があります。私の場合、初回の給料が小切手で渡されたのですが、何故か郵送で2週間以上かかり、入金されるまでになんと3週間かかりました。。

しかし、小切手を入金するという事はあまり無い為、しばらくこのままでいいやと思っています。
それにUnionbankの場合、日本語で質問が可能なので非常に楽なんです!


さて、クレジットカードですが、着いてから会社の人にJAL USA cardを勧められました。
米国に来て最初はどうしてもクレジットヒストリーが無い関係でクレジットカードの作成は非常に困難です。しかし、同カードは独自基準でクレジットカードを作成してもらえる為、比較的楽にクレジットカード作成が出来ます。と言ってもなんだかんだで1ヶ月半以上待たされましたが。。

最初のうちは日本的な感覚で高額商品以外は全部現金でしたが、最近は少額決済も全てクレジットカードになってます。と言うのも、こちらでは小銭を出しておつりをもらう・・・という感覚が非常に希薄で、小銭を出しすぎるとあまり良い顔はされないし、だからと言って毎回お釣をもらってると小銭だらけになってしまう。。。のです。

確かに、現金をあまり持ち歩かなくて良いので慣れてしまえば非常に楽と言えば楽です。

という訳でそれなりに苦労するはずだった、銀行口座 とクレジットカードは私の場合はさして苦労しませんでした。

2012年1月1日日曜日

米国生活立ち上げ(車の購入)

NJ州で生活する場合には、車は必要不可欠と聞いていたので、米国に着いた早々に
車の購入を検討。HPを見ると、リースもありかなと思い、これまた日系の
某仲介業者にWEBで質問を投げると、即電話がかかってきた。
話の内容としては
・リースは基本的に勧めてない
  駐在員はリース契約の途中で帰る事が多く、トラブルの元である。
・短期間のリースは値段が高くなる。基本的にリースは3年が原則。

業者さんの会社名には「リース」という文字が入っているんだが、、
確かに米国では中古車の需要が高く、それなりの高値で売れるのは事実のようだ。
であれば、お金の心配はあるけども安いやつを買ってしまおう。。
で、
・安いやつ
・家族4人が乗れるやつ
・ATである事
・出来れば日本車
という条件で探してもらう事に。

すると、日産のversa/Hatcbackという車が一番安いとの事。
しかし、WEBで見ていた値段よりは全然高い。

「ううーーーん」と思ったけども、日本円に換算すると確かにこんなものだろうという値段。
すぐに手に入れたいと思っていたので、一発OKとしました。
で言われたのは、以下の3つ
・バンクチェックを用意して下さい
・自動車保険のエージェントを紹介するから、保険に入っておいて下さい
・SSNが取れたらスキャンして送って下さい

まずは自動車保険のエージェントに電話したところ、
見積もりを作るから、所定の用紙に記載の上でファックスかPDFで送ってくれとの事。
さらっと書いて送ると回答は2500ドル/年!
日本よりも全然高い。周りの人に聞くと米国の保険は日本の相場よりもかなり高くそんなものとの事。という訳であっさり契約。本当はここから保険契約はドタバタするんですが、割愛します。

で実際に引き取りを行う前日に車業者のおじさんに電話でどこに行けばいいか等を連絡。

その際におじさんから
「バンクチェック用意した?」と言われて
「小切手でしょ?ありますよ。」と答えると、
「違うよ。バンクチェックは普通の小切手じゃなくて。。。」

がーーーん。

ものすごく簡単に言うと、通常の小切手よりも支払の裏付けが高いもので、バンクチェックを作成した瞬間に銀行口座からその金額が差し引かれます。車のような高額の買い物の場合、ディーラーは不渡りを防ぐ為、バンクチェックが要求されるようです。


銀行に連絡してバンクチェックを送ってもらうように依頼しましたが、
結局その日の車の引き取りはあきらめて1週間延ばす事に。

1週間後、車を取りに行きましたが、ちょっと感動。。。しかし、その時点ではSSNが無かったので正式ナンバープレートが無く、寂しい感じ。その後、SSNを取得しておじさんに再度依頼するとナンバープレートがもらえました。



米国生活立ち上げ (SSNの申請)

米国では社会保障番号(SSN)なるものが必須とされ、実質的には国民はこのIDで全てを管理されます。
何をするにもSSNが必須なので、米国生活には欠かせないものです。
しかし、入国後あまりに早く行き過ぎると、逆にSSNの送付が遅れるらしい・・・と聞いていたので
入国してから10日後位に行きました。

行ったのはここです。

ソーシャルセキュリティオフィス・・と聞いて立派な建物なのかと思っていましたが
ただの雑居ビルです。朝8時半からなのですが、8時15分頃に到着。ビルの外で待っていると、
若いお兄さんがやってきて、
「何時から開くか知ってるかい?」みたいな事を聞くので
「8時半らしいです」
「そんなの待ってられるかよーー」
みたいな事を言って、インターフォンを連打。
「下にいるんだけど、開けてよ」
みたいな事を言った。すると8時半にはなってないのだが、ドアが開いた。
その人と一緒に3Fのオフィスにエレベータで到着。
するとそのお兄ちゃんが
「あなたが1番なんだから、先に行きなよ」みたいな事を言った。
「ありがとう」
という訳で、待ち時間無でいきなり申請。
するとオフィスのおばさんが、
「米国は初めてなの?」みたいな事を聞く。
すっかり緊張している為、意味不明な英語を発してしまい、おばさんは呆れ顔。
「もういいわ。これがレシートよ。10日後には送付されるから」みたいな事を言い、
「NEXT!!!」と言われて終わった。

米国に来て10日経つけど英語が全く分からない状態が続いていて少しへこまされる私。

実際に10日後に無事ソーシャルセキュリティーカードなるものが送られてきた。
特徴として言うと、
・ものすごーーく薄っぺらい紙
・私は記載されている番号で一部、"1"なのか"2"なのかが区別出来ない箇所があり、
  会社の人事にわざわざ問い合わせた。

ちゃんちゃん。

米国生活立ち上げ(NJ家探し)

米国について最初にやる必要があるのは何と言っても家探し。

NYの某日系不動産会社に仲介を依頼し、米国に着いた当日に物件を見に行きました。
と言っても、事前に家族と相談してアパートをほぼ決めていた為、一瞬で決まりました。
選択のポイントは
・ニュージャージー州
・ミツワという日系スーパーに近い
・治安が良さそう
・日本人が多い
私も妻も英語が全くNGなので、やはり日本人が周りにいそうなところが落ち着きます。

対応してくれたアパートの人も丁寧で良い感じ。ほっとしました。
入居出来るのは、2週間後で、正式契約は1週間後と言われ、その場は帰りました。

が、1週間後の契約に行った際には、前に対応してくれた人はおらず
ものすごーーーーく感じの悪い人が「また日本人かよーー」みたいな感じで気分悪かったです。

また入居当日に初めて物件のチェックをしたのですが、
あちこちの部品が無い、火がつかない等々
日本ではちょっと考えにくい状況。「事前に何もチェックしてないの※??」と言いたくなります。
因みに入居して2日で洗濯機のドアが外れました。

※入ってから気づきましたが、電源コンセントがたくさんあるんですが、半分位しかまともに動作しません。。


↓で、入居したのはここです。




因みにマンハッタンに通勤可能なNJ州のアパートメントを希望した場合、

とか、port imperial近辺のアパートを案内されます。日本人が多いです。

因みに私のアパートメントはその他アパートメントよりも若干安いです。




突然の米国赴任(事前準備編)

最近、全然ブログを書いてませんでした。

どうもGoogleの検索アルゴリズムが変更となった?せいか、アクセス数が急減した為、もういいやーと投げやりになっていました。検索エンジンの独占の弊害というやつかもしれません。

で、、、実は、突然米国赴任という驚愕の話が会社から降りてきた為、また書こうかと思います。まず、私はいわゆる日本では普通の顧客常駐型のSEであり、まず米国赴任なんて話にはならないのです。会社の中でもドブ板営業、兼SEみたいな人材が米国赴任なんて話はまずなく、非常に稀なケースのようです。じゃあなんで?という話なんですが、あまり詳しくは書きません。

さて、今回は米国に赴任する場合の準備に何が必要なのかを書こうと思います。


1.パスポート取得
当然ですが、パスポートを取る必要があります。私は当然のように持っていないので立川まで家族分も含めて3回行きました。戸籍謄本等も必要、かつ、取得の際は本人じゃないとダメだったりして小さい子供がいるとかなり面倒です。


2.ビザの取得
仕事目的でXヶ月以上米国に滞在する場合にはビザが必要です。
基本的には会社がやってくれたのですが、大量の資料に何やかんやと記載が必要です。
その中には
・あなたはマネーロンダリングに関わった事がありますか?
・大量殺戮に関わった事がありますか?
等の変な質問にすべてNoで答える必要があります。
あとは自分の親の生年月日とか、自分の米国渡米歴等、家族分も含めるとかなり時間を食います。

あと、写真が必要なのですが、会社からの指定で行った某カメラ店は米国ビザフォーマットを全く分かっておらず、かなり難儀しました。また、資料をよく読んでなかったのが悪いのですが、実際の写真だけじゃなくてJPG等の電子ファイルも必要・・・であり、カメラ屋と色々やりとりしたんですが、逆に面倒臭くなった為、自分でスキャナーを買って、写真から電子ファイルを作成しました。スキャナーって買ったことなかったんですが、最近のスキャナーはすごい精度で驚きました。結構重宝するんで海外赴任となった際には安いやつを買った方がいいかもしれません。

所定の事務をこなした後、最後に面接という高い壁があります。
朝8時半に米国大使館に行く必要があり、保育園に子供を預けてる身としてはかなり厳しいものがありました。
と言いつつも8時15分には溜池山王の大使館に到着。
間に合ったと思いきや、既に大行列!
・セキュリティーチェックする人が一人しかいない
・何故かセキュリティーチェックで怒られ?たり、ごねたりする人がいたり
して遅々として進みません。
私は中に入ったのが8時45分でかなり焦りました。

その後は以下みたいな流れです。
・またセキュリティチェックを受ける
・窓口に行き資料を渡す(日本語)
番号札を渡され、電光掲示板に自分の番号が表示されれば対象の窓口に行けと言われる。
・別の窓口で指紋を取られる(米人だが何故か日本語。ものすごく軽いノリ)
・別の窓口で500ドル分の日本円を払う
・少し待つ
・別の窓口で面接が始まる(これはさすがに英語)
・終わり!みたいな紙を渡される

というわけで本当に一瞬で終わりました。
面接もかなりビビってたのですが、窓口に三人の係員がおり、一番優しそうなお姉さんにあたったおかげで、かなり気が楽、かつ質問も中学英語。
・どこで働くの?
・いつアメリカに行くの?
・あなた、マネージャ?
・いつからマネージャなの?
・子供は何人いるの?
・子供も米国に行くのよね?

・・・面接の意味あるのかなー?

その後、会社宛にビザが送付された後に、私の元に無事ビザがやってきました。

と簡単に書きましたが、ビザ取得はかなりの時間がかかるので要注意です。
また時期にもよるのでしょうが、大使館の中に入るのに15分じゃ入れなかったので、かなり早めに行くことをお勧めします。


3.健康診断
会社の規定で人間ドック受けたばかりなのにもう一回受診。
また嫁さんも会社所定のフォーマットで受けなくてはダメでかなり面倒。



4.車の売却
約6年乗った車を売却。業者に売ろうかと思ったところ、キズだらけで値段がつかず。。
なので会社の同僚に破格の安値で売却。基本はその同僚がやってくれたのでさして苦労はせず。


5.現地の情報収集
実際の職場の状況を確認の上、住む場所、学校、通勤手段等を調査する。インターネットで調査するのは簡単ですが、はっきり言って調べだしたらきりがないのです。私が行く場所は車が無いと生活は不可能。また、日本人学校がある為、子供は日本人学校に入れる事に決定。ウチの会社の規定では、住む場所は赴任後に速やかに決める必要があるが、大体の目星をつけておくことが重要。


6.持ち家をどうするか
なぜか私はマイホーム所有でした。売る事も考えましたが、今の場所が気に入っているし、どのくらい赴任するのか全く分からない為、結局賃貸に出そうという話で決着しました。ローンがあと30年残っています。。



7.引っ越しの準備
米国に送付するもの、トランクルームに預けるものを検討の上で業者と相談。
船便と航空便がどーのこーのと言われますが、船便だと一か月かかるようです。
しかし、航空便だと会社の規定でかなり物量が制限されるようで大物の家具はトランクルームに預ける事にしました。
それと、引っ越しの準備の中で家の掃除を開始。
我が家がゴミだらけである事に気づきました。
ブックオフを何往復もし、ゴミ引き取り業者にも来てもらいました。


8.銀行口座の開設
米国では銀行口座の開設が一苦労・・・と聞いたので、日本にいながらにして米国の銀行の口座が作れるUnionbankの口座を作成。基本的には東京三菱UFJ銀行が仲介してくれるのですが、資料の間違いで2回突き返されたあげくにやっと口座開設完了。ポイントは嫁さんとのジョイント口座が作れることです。嫁さんは何故か運転免許を持っておらず、作れないかなと思いましたが、健康保険証のコピーとかを送付し無事完了。
作成完了のはがきには、これを使って送金しろと東京三菱UFJ銀行からユニオンバンク宛の送金依頼書がプレ印字された状態で添付されてました。
金額だけを記載して銀行に持って行ったのですが、窓口の方は一体何の依頼書なのか理解してもらえずかなり時間がかかりました。その後UnionbankからPINの紙等が送付されてきて、ネットでログイン確認を行い、ちゃんと入金されている事を確認。


9.子供の予防接種
現地の小学校の規定だと日本よりも予防接種を受けないとダメらしい。
立川にある某クリニックで子供二人分の予防接種を二回に分けて大量接種。
子供2人が泣き叫んだ為、相当疲れました。


10.携帯電話の申し込み
KDDIモバイルで事前に携帯電話を申込み。
http://www.kddimobile.com/
赴任前に日本に携帯が送られてきて、その時点で番号も振られている為、かなり便利である。


11.英語の勉強
会社が特に用意してくれるわけではなかった為、プライベートレッスンの先生を探して特訓。
↓以下で先生を探し出して、週2回ペースでレッスン。
http://www.enjoy-lesson.com/

某英会話学校よりはかなり値段がリーズナブル+時間の融通が利くのでかなりお勧めです。私の先生はなぜかポーランド人だったが、ほぼ英語ネイティブで教えるのがとても上手。大体の場合、赴任が決まってからの時間はあまり無く、英語の勉強はあまり出来ないと思った方が良い。


12.航空券の手配
最後に赴任時の航空券/ホテルの手配。これは会社が全てやってくれた。
赴任時にはなんとビジネスクラス!だそうで。。。乗った事が無いのでちょっとドキドキします。


最後に
赴任準備をやってみて思ったのですが、
・現地の人や赴任経験者の話を聞く
・ネットでの情報収集
をやりだすとキリがない為、どこかで切り上げるべきでしょう。
人によって意見は様々であり、やりすぎると結構混乱します。